先日、第1回目となるNPOアカデミーの講座が開催されました。
以下の記事を読んだNPO法人 e-Educationインターン生の越村麻里さんが参加し、イベントレポートを書いてくれたので、寄稿記事としてアップします。
■NPOアカデミーに登壇します! フローレンス、かものはし、e-Education、PLASのWebマーケティング事例をご紹介
http://atcafe-media.com/2015/05/17/npo-academy/
ご興味をお持ちいただける方はぜひ。(加藤 たけし)
先日、NPOサポートセンター主催「NPOアカデミー 〜プロフェッショナル・スタッフのためのSummerセミナー〜」が提供する講座の1つ、「WEB・ソーシャルメディアのマーケティング戦略の作り方」という全3講座の第1回目が開催されました。
第1回目のテーマは「ソーシャルメディア活用、WEBマーケティング戦略入門」。私も参加してきたので、その様子をご紹介します!
第1回目の講座は、次のような内容で進行されました。
1. Webマーケティングの施策例、施策の整理
2. ソーシャルメディアの台頭、それぞれの特徴
3. マーケティング戦略策定のためのフレームワーク
講演コンテンツはもちろん、隣の人と意見を交換したり、ワークショップで頭を使ったりするなど非常に楽しく、たくさんのことを学び、充実した時間を過ごすことができました。
参加者の年齢層も大学生から社会人まで幅広く、全体的に和やかなムード。
では、詳細をお伝えします!
ここではWebマーケティングの基礎と特徴について学びました。
Webマーケティングは、もちろんマンパワーが必要ではあるものの、それ以外はコストゼロからでも取り組むことが可能で、非営利団体でも取り組みやすいマーケティング方法です。
さらに、Webサイト上でのユーザーのアクションは数値化されるので、施策の成果や費用対効果がチェックしやすく、PDCAサイクルを回しやすくなっています。
また、一度作ったコンテンツを削除する必要が基本的にはないため、その取り組みが全て資産になるとのこと。つまり、Webマーケティングにはかなりの可能性があるのです!
しかし、マーケティング施策にはSEO、リスティング広告、ソーシャルメディア・マーケティング、LPO(ランディングページ最適化)など様々ありますが、「目的」を意識せずにやみくもに挑戦してしまっているケースも多いようです。
加藤さんは次のように述べていました。
「目的」によって「施策(打ち手)」が変わってきます。
がむしゃらに取り組むのではなく、「目的」をしっかりと意識してWebマーケティングに取り組むことが重要なのです。
たとえば、集客を強化したい場合はSEO、リスティング広告、ソーシャルメディア・マーケティング、ソーシャルメディア広告を検討するなど、目的をしっかりと設定し、その目的を達成するための手段を選ぶことが大切なのです。
次に、現在のソーシャルメディアの利用状況や、Twitter、Facebook、LINEなど具体的なソーシャルメディアの活用方法について学びました。
ソーシャルメディアで大切なのは「共感」や「信頼」。非営利団体の取り組みは、その「共感」や「信頼」と相性が良いものだと言えるでしょう。ソーシャルメディア・マーケティングにおいて、かなりポテンシャルを秘めています。
Twitterでリアルタイムに実況ツイートを行うフローレンスの駒崎弘樹さんや、Facebookで全国にいるファンとコミュニケーションを深めているカタリバの取り組みなど、NPOでうまくソーシャルメディアを活用している団体の事例も紹介されました。
その中でも私が特に面白いと思ったのは、NPOではありませんが、LINEを効果的に活用している徳島県警察の情報発信方法。
徳島県警察は、紙ベースのメディアを見ない年齢層に対するお知らせツールとしてLINE@を活用しています。絵文字なども使用していて、日頃からLINEに親しんでいる年代としては、かなり受け取りやすいと感じました。
そして講座の終盤では、マーケティング戦略策定についてフレームを用いて考えました。