ハーバード・ビジネス・レビュー(2014年2月号)に掲載されていた「トライセクター・リーダー:社会問題を解決する新たなキャリア」という特集に僕たち夫婦はすごくインスパイアされ、妻の茜(@AkaneSato)は1年半以上前、以下のような記事を書きました。
<参考記事>
■ 企業、政府、非営利組織の垣根を超えて活躍するトライセクター・リーダー(Tri-sector Leader)
トライセクターとは「NPO」「企業」「行政」の3つのセクターのこと。この3つのセクターの垣根を越えて活躍する人材を生み出すための学びの場として、2015年12月、「トライセクター・カレッジ」が設立されます。
この先、超高齢化、人口減少、子どもの貧困など、日本の社会課題はますます複雑化していくことが予想されます。しかし、NPO/NGOはヒト・モノ・カネという経営資源の不足、企業は株主・投資家からの短期の収益性を求める圧力、行政は部門間の縦割りの壁、それぞれが弱みを抱えており、単独で問題解決することは困難です。
そこで、NPOサポートセンターは、NPO、企業、 行政という3つのセクター(トライセクター)の垣根を越えて活躍できる人材を生み出すことを目的とする学びの場「トライセクター・カレッジ」を開校することにしました。
対象者は、NPO/NGOのリーダー・スタッフ、収益性と社会性の両立を目指す企業のビジネスパーソン、市民との協働を目指す自治体職員の方などです。
それぞれのセクターで、事業戦略や組織づくりを担う上で求められる知識と最新手法を学べる実践的なプログラムを用意しました。講座で得られる知識だけでなく、様々な価値観を持つ方との出会いを通じて、ビジネススキル、思考、専門性を身につけることをサポートします。
※ トライセクター・カレッジ公式サイト より
この「トライセクター・カレッジ」のコンセプトに僕も強く共感し、「経営戦略・マーケティング」領域の応用科目戦略的Webマーケティング
トライセクター・カレッジ講師陣と設立記念シンポジウム 〜NPO × 企業 × 行政をつなぐ時代〜
なぜこうしてブログでこの「トライセクター・カレッジ」をご紹介しようと思ったかというと、自分の講座の存在を知っていただきたいというのももちろんありますが、それ以上に「”トライセクター”の文脈で一緒に登壇する講師陣の顔ぶれがすごく嬉しかったから」というのが正直なところです。
NPO法人ソーシャルベンチャー・パートナーズ東京(SVP東京)の代表理事であり、認定NPO法人カタリバの常務理事・事務局長も務める岡本拓也さん。NPO法人グリーンズpeople事業部マネージャーの植原正太郎くん。一般社団法人Work Design Lab代表であり、僕と同じくSVP東京のパートナーでもある石川貴志さん。Sansan株式会社のコネクタで、Eightのエバンジェリストとして活動する日比谷尚武さん。
その他にも、各セクターで活躍する多くの方々の名前が連なっているのですが、僕自身がいつもお世話になっている皆さんと「トライセクター」の文脈でご一緒できること、とても嬉しく思っています。
ちなみに、これからますますトライセクター・リーダーが必要とされていくと僕が思っている背景には、彼ら存在があります。
下院議員、上院議員、副大統領を歴任後、環境啓蒙活動家として活躍し、2007年にはノーベル平和賞を受賞。Appleの取締役やGoogleのシニアアドバイザー等も務めるアル・ゴア(Albert Arnold “Al” Gore, Jr.)氏 。
ハーバード大学を主席で卒業 → 世界銀行 → ハーバードビジネススクールでMBA取得 → マッキンゼー&カンパニー → クリントン政権下でサマーズ財務長官の首席補佐官 → Google副社長という経歴で、現在はFacebookのCOO(最高執行責任者)として活躍するとともに、女性の社会進出をテーマにした財団Lean In.orgも主宰するシェリル・サンドバーグ(Sheryl Sandberg)氏。
史上最年少の24歳で米国国務省の政策企画部スタッフになり、その後GoogleのシンクタンクGoogle Ideas創設者兼ディレクターとして活躍するジャレド・コーエン(Jared Cohen)氏。
このお三方は間違いなく、IT分野を代表するトライセクター・リーダーだと言えるでしょう。日本からも彼らのようなトライセクター・リーダーが次々と生まれてくるよう、僕も少しでもお力になれればと思っています。
講師の皆さん、一緒に頑張りましょう!
<トライセクター・カレッジのコース(講師陣)詳細>
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